ヒッカ@エレのくだらない何か

ヒッカ@エレが小説とか色々置く場所です

彼女は見ている

「嘘!?ぱにょさんまた倒れたの!?」

 

こんにちは、私はイットリウム

今アイドルウォッチを通して、私のチームメイト・・・

そーしの話を聞いています。

 

『うん。レッスン中に・・・実は、今度のライブでやるダンスに大きく腕を振る感じの振付があって。ポジションが近過ぎたんだろうね・・・腕がのりに当たって、そのまま過呼吸起こしてぶっ倒れた。』

「大丈夫なの?その・・・接触時間、とか・・・」

『本当にちょっとだけだったから、それは大丈夫だと思う。ただ・・・もしかしたら、検査で入院する事になるかもしれないって、ベリは言ってた。』

「そっか・・・えっと、どうなるか決まったらまた教えてくれない?入院するならするで、お見舞いとか行きたいし・・・」

『解った。じゃあね。』

 

そう言って、通話は切られた。

私のチームメイト、ぱにょさんは女性恐怖症。

普通に話したりする事は出来るんだけど、物理的な接触をすると体調が悪くなって倒れるんだ。

 

「えっと・・・お兄ちゃんに詳しく聞いた方がいいかな?でも何処に居るんだろう・・・」

「プリパラTVに居るよ。」

「うん、プリパラTVに居るよね・・・」

「・・・!」

「ってあれ?何で私そんな事解ったんだろう?まあいいや、プリパラTVに行ってみよう!」

 

「気付いた・・・?」

思い出のドレス

学校終わり。

有之 無子は、いつものようにプリパラへ行こうとしていた。

プリチケをスキャンし、プリパラの中に入る。

自分を待っているであろうチームメイトの処に行こうとすると、誰かに声を掛けられた。

 

「無子。少しいいかしら?」

「ん?・・・あぁ、千ちゃん、どうしたの?」

 

なこを呼び止めたのは、なこの所属チームであるRare Fallenのプロデューサーである霧鳥 千。

曰く、彼女は別の世界から来たのだという。

 

「いえ、実は・・・貴方に着てほしいコーデがあるの。」

「私に?いいけれど・・・ブランドは?」

「ブランドは・・・Prism Stone、になるのかしら?」

「Prism Stone?ならもっと適任が居るんじゃないの?そーしとか、メルレちゃんとか」

「確かにブランドだけで言えばそうかもしれないけれど・・・でも、これはどうしても無子に着てほしい。」

 

そう言って千がなこに渡したのは、3枚のプリチケ。

ワンピースとシューズとヘアアクセの組み合わせだ。

全体的にピンク色で、あちらこちらにリボンが付いており、スカートにあたる部分には虹色の装飾が付いている。

 

「ああ・・・確かにこれは納得だわ。名前は・・・プリズムリンクメモリアルドレス?」

「えぇ。私にとって、とても思い出深い・・・大切なドレス。それを貴方に着てライブしてほしいの。私じゃ、‘あれ’以外で満足なショーは出来ないから」

「・・・本当にいいの?」

「いいわ。私の元でずっと隠れているより、誰かに着てもらった方が本望でしょうから。」

 

そう言った千の顔は、何処か悲しげに見えた。

 

「・・・千ちゃん。大丈夫?」

「え?あぁ、大丈夫よ!とにかく、そんな訳だから宜しくね!」

 

そう言って、千は走っていった。

 

「そういえば、ファージャさんと話す事があるとか言ってたっけ・・・」

 

なこはプリチケをトランクの中へ仕舞うと、チームメイトの処へ向かっていった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

チームのいつもの集合場所となっている、噴水の前。

其処になこは立っていた。

・・・のだが。

 

「そうだ・・・今日2人共用事で来れないんだった・・・」

 

チームのリーダーである姫城 希咲は、企業パーティに親と共に同行。

もう1人のチームメイトである高所 落下は、委員会で閉園までに終わるか解らないそうだ。

 

「今日のライブどうすんのよ~・・・」

 

なこが途方に暮れていると、遠くから自分を呼ぶ声が聞こえた。

 

「あー!なこさーーーーーーーん!!!」

「・・・この大声は」

 

なこが声のした方を向くと、薄紫色の大きなツインテールの少女が走ってくるのが見えた。

 

「・・・らぁら」

 

彼女は真中らぁら。

パラ宿の神アイドル、SoLaMi❤SMILEの1員。

 

「どうしたんですか?そんな顔して・・・」

「希咲も落下さんも、用事でプリパラに来れないのよ・・・今日のライブどうしようかな、って」

「そっか、此処のプリパラはアイドルタイムシステムが導入されてないんでしたね。」

「えぇ。アイドルウォッチだけ支給されてるけど、やろうと思えばいつでもライブが出来る状態よ。というか、何でらぁらがこんな処に?パパラ宿でプリパラ盛り上げてるんじゃなかったの?」

「実は、パパラ宿のプリパラを宣伝する為に各地を走り回っているんです。」

「夏休みなのに?は~・・・お疲れ様。それで此処まで来たと。」

「はい!ゆいも一緒なんですよ!」

「・・・私の目にはらぁらしか見えないけど?」

「あ、ゆいは今別の処に行ってます。Fantasy Timeのコーデを着た人が居たとかで、そっちの方に走っていっちゃって・・・」

「Fantasy Timeのコーデ・・・となると、のりちゃんかしら。4月に入ってからまた新しくアイドルが増えたのよ。」

「やっぱり此処のプリパラも順調に盛り上がってるんですね・・・あ、そうだ!それなら私と一緒にライブしませんか!?」

「え、いいの?それならお願いしようかしら。丁度着てほしいって頼まれたコーデがあるの。」

 

そう言って、なこはトランクから先程千に貰った3枚のプリチケを取り出した。

 

「わあ~、可愛い~!プリズムリンクメモリアルドレス・・・あれ?このコーデ、何処かで見た事があるような・・・?」

「え?このコーデを知ってるの?」

「う~ん、見た事ある気がするんだけど・・・でもやっぱり思い出せない・・・因みに、誰から頼まれたんですか?」

「千よ。」

「せんさん・・・何か関係があるのかなぁ。そういえば、私が最初にせんさんを見た時も、何処かで会った事があるような気がしたんです。」

「もしかしたら、何処かで会った事があるのかもしれないね。」

「「うわっ!?」」

 

突然声を掛けられ、2人が声のした方を向くと、其処には黄色の髪に黒いコーデを纏った少女が立っていた。

 

「あぁ、御免ね。驚かせるつもりは無かったんだ。」

「えっと・・・貴方は?」

「・・・ひじり。4月からデビューしたアイドルの1人。」

「パラ宿のらぁらちゃん、だよね?宜しく。」

「あ、はい、宜しくお願いします!」

「それで、どういう意味?らぁらと千が何処かで会った事があるのかもしれない、って・・・」

「・・・プリズムの煌めき。」

「「え?」」

「過去に、プリズムの煌めきが・・・2人を導いてくれたんだろうね。」

「・・・何を言っているの?」

「折角だし、そのライブ。僕も一緒に出てもいいかい?」

「・・・私は構わないけれど。」

「私もいいですよ!もしかしたら、2人と一緒にステージに立てば、何か思い出せるかもしれませんし・・・」

「決まりだね。じゃあ、早速行こうか。」

 

3人は、プリパラTVへと向かっていった。

 

「彼女・・・覚えていたのか」

 

ひじりが呟いた言葉は、誰の耳にも入る事なく虚空へ消えていった。

Metal Singerのデビューの日

「・・・」

 

此処はとある町のプリパラ。

多くのプリパラアイドル達の待ち合わせ場所となっている噴水に座り込んで、紫髪のアイドル、星浜 仁夜・・・

ぱにょは、険しい顔で貰ったトモチケを眺めていた。

 

「あのクソガキ・・・」

 

何故ぱにょがこんなに不機嫌なのかというと、先程彼の言うクソガキ・・・

そーしに、無理矢理トモチケを押し付けられたからである。

 

「ほんっと傍迷惑な奴だにゃ!幾らこれからチームを組む予定だからって!最後の1人すら決まってないのによくも偉そうに・・・」

 

ぱにょそーしは、自他共に認める程滅茶苦茶仲が悪い。

それなのに何の因果か一緒にチームを組む事になり、2人共不機嫌気味なのである。

一応ベリリウムイットリウムを含めた5人チームなのだが、最後の1人が決まっていない為ぱにょ以外の3人はプリパラ内を駆け回って最後の1人に相応しい人物を捜しているのだ。

じゃあぱにょは何してんだと思うだろう。

彼も彼で忙しいのである。

 

「ごっめ~ん!遅れちゃった、マジで!」

「いや、大丈夫だにゃ。」

 

そう言いながら彼に駆け寄ってきたのは、彼のパートナーであるメタトン

今のところ、女子だらけのプリパラでぱにょが唯一素肌に触れる事の出来る人物である。

それは2人がパートナーだからとか、そんな理由ではない。

メタトンは機械の体を持っている。

プリパラ内でも体が機械なのは変わらないようで、もし万が一女性の素肌に触れよう物ならすぐに青褪め全身に鳥肌を立たせて卒倒する程女性に触れる・触れられる事を好まないぱにょでも触る事が出来るのだ。

本当に、プリパラアイドルとして致命的な体質である。

・・・まあ、正直どうでもいいんだけど。

ぱにょメタトンは、2人で組んでいるチーム、Metal Singerのデビューライブをとびきり派手な物にしようと今まで計画を立てていた。

そして、今日がデビューライブの日である。

 

「・・・まあ、いつまでも不機嫌じゃいられないにゃ。あのクソガキが余りの眩しさに倒れる程のライブしてやるにゃ!」

「例えはともかく、頑張ろうね!マジで!」

 

2人はプリパラTVの方へ走っていった。

その光景を、‘誰か’が見ていたとも知らずに。

プリパラ

「Metal Singer・・・!新しい新生チームの登場だね、アリハ!」

「意味が重複していますよ、リラ。まあ、アイドルチームが増える事は私達にとっても喜ばしい事です。」

「司令も喜ぶかな?」

「えぇ、きっと喜ぶでしょうね。」

 「王子様?そいつはリラじゃないよ?」

そんな会話をしているのは、プリパラとアリハという2人のアイドル。

プリパラというのは茶髪の少女の名前である。

彼女の言う司令・・・

ミヤが、「いずれプリパラの中心となってくれるように」という意味を込めてプリパラと名付け生み出したボーカルドールだ。

とはいえそのまま過ぎるので、ファンやアリハ達からリラと呼ばれている。

アリハは・・・

とある国の王子、らしい。

 

「最近2人でライブする人、増えてきたよね。私達も・・・2人で、やる?あの時みたいにさ。」

「あの時のように、ですか・・・」

 「違う、あの時この人と踊ったのはあんたじゃない!」

2人は、過去に2人で0-week-oldを踊った事がある。

ある時バグか何かでプリパラが目の光を失い無感情になった・・・

プリパリのファルルで言うところの、‘おねむ’の状態になってしまい、彼女を目覚めさせる前にアリハが彼女と一緒に0-week-oldを踊ったのだ。

結果プリパラは無事に目覚める事が出来た。

 

「機会があれば。」

「やったー!忘れないでね、アリハ!」

「どうして?どうしてあんた達2人共気付かないの?」 

プリパラは、スキップしながらプリパラTVを出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私が・・・私が、リラなのに・・・!」

いつもの。 -Fell、Nega、Mafia-

暑い、暑い。

Hotlandは暑過ぎる。

こんなに暑いとSnowdinにでも行きたくなる。

いや、でも行ったら行ったでHotlandの暑さが恋しくなってくるのか・・・

 

そんな事を考えながら、彼・・・

UnderfellのMettaton・・・

Fellは、パソコンの画面を眺めていた。

よし、と呟くと、座っていたキャスター付きの椅子を一気に後ろの壁まで勢いよく滑らせる。

そして、パソコンの後ろの壁にかかった大きなモニターを眺めた。

そのモニターでは先程まで作っていた、自分の曲のPVが流れている。

3分程だろうか。

PVと曲が終わると、彼はまたキャスターを滑らせて元の位置に戻る。

 

「・・・そろそろ、時間かな。」

 

彼は、2階へ上がる階段の裏へ隠された‘それ’に目を向け、そう呟いた。

 

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「・・・はぁ。」

 

世界は変わって、Negatale。

この世界のMettaton・・・

Negaは、いつものように溜息を吐いていた。

 

あぁ、ショーとか出たくない。

 

彼は、自分の箱の姿を嫌っている。

・・・いや、嫌っている、というか。

動きにくいからなりたくない、というか。

・・・なりたくないという事は嫌っているんだろう。

 

「・・・仕方ない、行こう」

 

彼は重い腰を上げて、自身の背中に手を伸ばす。

そしてスイッチを切り替え箱の姿になると、ゆっくりとLabから出ていった。

 

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「あぁ、暇だなー。」

 

またまた舞台は変わりMafiatale。

Undermafia、とも呼ばれている。

まあそんな事はどうでもよくて。

この世界のMettaton・・・

Mafiaは、暇を持て余していた。

抗争も落ち着いてしまい、やる事が無いようだ。

 

「こんな暇な時には、やっぱり~・・・皆の処に行かないとね!」

 

彼は意気揚々と、何処かへ去っていった。

彼が何処へ行くのかは・・・

まあ、Prologueを読めば何となく解るだろう←

そーしの想い、タブリーンの誓い

『~♪』

プリパラTVにあるレッスン室。

其処にはどの部屋にも共通で大きなテレビがある。

レッスンの休憩中に何気なく点けたテレビからは、昨日行われたばかりのライブが放送されていた。

紫京院ひびきとレオナ・ウェスト。

真逆に見える・・・

というか実際真逆な2人だが、仲は良いようだ。

「あ、それ・・・ひびきトれおなのらいぶ、デス。」

タブリーンはそう言い、

「ふたりとも、なかよし、デス」

と微笑んだ。

「確かにね。仲いいっていい事だと思う。

俺達もこんな風になれたらいいね、と言うと、彼女は驚いたような目でこちらを見た。

「こんなふう、もナニも・・・ワタシとそーし、もう、じゅうぶん、なかよし、デス」

「・・・まあ、ね」

それにしても、タブリーン少し話すのが上手くなった気がする。

まあ、そんな事はどうでもいいんだけど。

そうだ、休憩ついでに思い出してみよう。

タブリーンの、出会いの事を。

 

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「・・・プリパラチェンジ、完了」

プリチケをスキャンし、女性の姿になる。

どうしてこの世界ではこんなに技術が発展しているのか・・・

そう思った矢先、こちらを見ている人影に気が付いた。

薄い茶色の髪をシニヨンのようにして纏め、オレンジの衣装を着た女の子。

その少女はこっちに近付いてきた。

「アナタが、そーし、ですか?」

「そうだけど・・・君は?」

「わたし、ハ、たぶりーん。たんばりんノ、にゅむぱデス。」

「ニュムパ・・・?」

その機械的な話し方を聞いた俺はまず変な子だな、と思った。

けれど、彼女は神秘的な雰囲気を纏っていて。

俺は不思議と、その少女の話に耳を傾けていた。

 

聞いた話を要約すると、彼女は音精、という楽器を擬人化した存在らしい。

彼女はタンバリンの音精だそうだ。

俺の知り合いの仕事仲間、らしい。

 「それで、おねがい、ガ、あって」

「お願い?」

「わたし、ト、ちーむ、くんでもらえ、マスか?」

「チーム?」

「ハイ」

一瞬迷った、けど。

「・・・うん。俺で良ければ」

何だか嬉しくて、了承してしまった。

 

タンバリンの音精である、タブリーン

チューバ奏者である俺、そーし

2人の楽器を合わせて、チーム名は・・・

Ta.Tu。

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数日後。

俺は、タブリーンと一緒にプリパラの舞台裏に立っていた。

「そーし・・・がんばり、マショウ?」

「そうだね。俺等の本当の実力、Twilight-Veerの奴等に見せてあげよう」

 

「「アイドルタイム、カウントダウン!」」

 


タブリーンとそーしのロゼットデュオライブ!【プリパラプレイ動画】

Prologue

此処はUnderfellの世界のHotlandにある、とある建物である。

Labのすぐ近くに存在するこの建物は、Mettatonが番組を撮影する場所のような・・・

しかしその一方で、普通の家に存在するような、生活感溢れる部屋が1つだけ存在する。

そしてMettatonは、1日の半分以上を此処で過ごす事が多くなってきていた。

何故かというと・・・

 

「OHHHHH YEEEEEES!!!元気だったかい、Fell!」

「皆昨日振りー!Negaお兄様も!」

「・・・うん。昨日振り、My Sister。」

「Fell!会いたかったよ!」

「Fellに飛びかかろうとしないでください・・・ていうか飛びかかったところで衝撃が大きいの貴方ですよ?」

「まあ、Shift君らしくていいじゃないか!」

「BEAUTY、元気そうで何よりだよ!」

「・・・昨日会ッタバかりだけどね」

 

此奴等が来るからである。

 

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